聖公会の礼拝

聖公会の礼拝

聖公会の礼拝はローマ・カトリック教会の『聖餐』を大切にする伝統とプロテスタント諸教会の『聖書』を中心とする伝統の双方を兼ね備えています。その礼拝は『祈祷書( The Book of Common Prayer )』と呼ばれる式文によって行われます。その内容は人生の誕生から死まで、そしてその後の逝去者を覚える祈りも含まれています。
 日曜日は、主イエス・キリストの死と復活を記念する日として「主日」と呼びます。この日には「聖餐式(せいさんしき)」と呼ばれる礼拝を行います。聖餐式は、キリストが最後の晩餐の席で、弟子たちにパンとぶどう酒を分け与えられて、ご自身の十字架の死の意味を伝え、記念として行いなさいと言われたことに由来します。
聖餐式は前半で聖書のみ言葉を聴き、説教がされます。後半は感謝・賛美の礼拝として祈りをささげ聖餐に与ります。信徒でない方でも参加できます。どうぞ、み言葉に励まされ、苦難にある人々を覚え祈り、共に神様に感謝し、賛美を献げませんか。
 主日に聖餐式の司式者である司祭が不在の場合には、「み言葉の礼拝」と呼ばれる聖書の言葉に心を向け、祈りをささげる礼拝をささげている教会もあります。