リーフレット『わたしたちになるために』PDF版

2022年6月

北関東教区・東京教区の皆さま

主の平和がありますように

北関東教区・東京教区は、日本聖公会の宣教体制の強化と教区再編成という方針に沿って、宣教協働を推進し、新教区設立について協議を重ねております。

Q&Aや絵本など、両教区にてこれまでいくつかの広報物を発行しましたが、共に集まるのが難しい状況が続き、信徒・教役者の皆さまに、両教区が歩んでいる「現在地」が十分に分かち合われていないとの声が寄せられています。

宣教協働特別委員会では、わたしたちの「現在地」を分かち合うため、またこれまでの広報物を活用していただくためのリーフレットを作成しました。広く信徒・教役者の皆さまに配布していただき、「わたしたち」になることについて思いを巡らせていただきたいと思います。 「わたしたち」の歩みに主の導きが豊かにありますようにお祈りいたします。

北関東教区・東京教区 宣教協働特別委員会 委員長 司祭パウロ鈴木伸明

聖歌とわたしたち①

司祭 パウロ 鈴木伸明

●はじめに●
 文書部の編集担当の方より、日本聖公会聖歌集について10回にわたり書くようにとの
依頼がありました。
 現在の日本聖公会聖歌集が発行されたのが2006年11月のことでしたので、すでに16年が経過しようとしています。皆様の教会でも主日礼拝を中心に、用いられていることと思
います。また、教区宣教部主催で聖歌に関する勉強会が続けられておりますが、新型コロ
ナウイルスの影響により2年間、勉強会を休止せざるを得なかったのは残念でした。
 この16年、現在の聖歌集についていろいろなお声をお聞きしてきました。主には、①
聖歌を何故改訂せねばならないのか、②これまでの聖歌集はなぜ使えなくなってしまうの
か、③新しい聖歌になかなか親しめず、昔からある聖歌をどうしても用いてしまう、などでした。また、1959年発行の日本聖公会古今聖歌集から今回の日本聖公会聖歌集には168曲の聖歌が引き継がれませんでしたが、この中に愛唱歌があったのになぜなくすのかとか、私たちにとってテーマソングとも言うべき聖歌を削除するとは何事であるかとおしかりを受けたこともありました。さらには、引き継がれなかった聖歌を回復してほしいと、250人の署名が届いたこともありました。皆様のお声をお聞きしながら、編集指針をご説明してきましたけれども、歌の持つ力の大きさ、私たちの心への語りかける力強さを痛感しました。

●歌の持つ力●
 皆様はそれぞれお好きな聖句をお持ちだと思います。試練に遭った時、人生の節目に差
し掛かった時に、自分を支えてくれた聖句は、とても大切な存在です。
 そして皆様は、お好きな聖歌(愛唱聖歌)があると思います。愛唱聖歌は聖句同様、または聖句以上に私たちの心に語りかけてくる力を持っています。この聖歌が私を支えてくれた、この聖歌に勇気づけられたとの思いは、誰しも経験していることではないでしょうか。聖歌の詩の大半は聖書の言葉ですので、私たちの心に強く語りかけてくるのは当然と言えば当然ですが、歌の持つ力の大きさを皆様も実感されていると
思います。こうしたことから日本聖公会聖歌集の冒頭には、「聖歌は、神への感謝・賛美に対する私たちによる最高の表現」と書かれています。
 礼拝の中で聖歌は、自然発生的に備えられてきたのを、まずご理解いただければと思います。

甦りのいのちに与りながら

2022年4月17日

主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋 宏幸

 「週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った」と、福音書にあります。婦人たちがお墓へと急いだのは、今は亡き過去の方となった、そして、それ以外には考えようのないイエス様の葬りの備えのためでした。ところが、そこにあるはずのご遺体が見つからず途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人が現れ、言います。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか」と。婦人たちはイエス様の言葉を思い出しますが、簡単にはイエス様の甦りを信じることはできなかったことでしょう。
 けれども婦人たちは、「ここにはおられない」という言葉を受けてあちこち探し回りはせず、反対に「ここ」だけに注目して「イエス様が消えた、ご遺体が無い」と騒ぎ立てもしませんでした。もしそうしていたなら、「結局は甦りなどあり得ないことだ」で終わってしまったことでしょう。しかし、婦人たちはイエス様の言葉を思い出し、イエス様の言葉に心を添わせ、自らをコミットさせました。
 さらに、福音書はこうも書き残しました。「あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる」と。そのお告げを聞いた婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、天使の「お目にかかれる」という言葉を心に深く刻み込んで弟子たちに知らせるために走って行きました。ともすると、どのように甦えられたのかというほうに関心が向きがちですが、本当に大切なことはイエス様にお目にかかる、それ以上にイエス様のほうから出会ってくださるということです。しかも、お目にかかるとはちらっと見たとか、通りすがりに見たのではなく、相見えた、しっかり向き合い始めたということです。福音書に登場する多くの人たちは、イエス様に向き合い、向き合っていただくことを通して人生に大きな転換が起こったり、神様に造られ、いのちの息吹を注ぎ込まれた本来の自分を取り戻したりしました。
 また、福音書は「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお目にかかれる」と、今も私たちに伝えてくれています。そのガリラヤとは、かつて弟子たちがイエス様に出会い、イエス様から出会っていただき、お召しに与り、神様のいのちの内に第一歩を踏み出した所であり原点であり、今度は甦りのイエス様との出会いが備えられ、待ち受けている所です。このガリラヤに例えられる原点は私たちにも備えられています。不安の絶えない世の中ですが、甦りの恵みと力に与り、日々新たに歩み続けていくことができるよう祈り合いたいと思います。
 また、ウクライナでの悲惨な状況に置かれている方がた、未だ不安の拭えないコロナウイルス感染症に苦しむ方がた、医療に献身、従事しておられる方がたのために祈り続けます。
 神様の御恩寵の内に、主イエス・キリストの甦りの時を迎えられますように。

(東京教区HPより転載)

教区「信徒一致の日」合同礼拝の中止

5/3(火・休)に立教学院聖パウロ礼拝堂で予定されていた教区「信徒一致の日」合同礼拝は、コロナの事態にあって感染拡大防止のため中止といたします。

なお昨年同様、4/29に最も近い主日である5/1(日)に各教会の主日礼拝において、教区信徒一致を覚えて祈りをささげていただきます。
「神の民の一致のため」「北関東教区のための祈り」そして「ウクライナのための祈り」をお祈りください。

なお当日の信施は、教区を通してウクライナ支援のためにささげられることになりました。

「棕櫚の十字架の作り方」

聖公会の慣習では、復活前主日礼拝における「行進(主イエスのエルサレム入城を記念する)」において、「棕櫚の十字架」を掲げます。

浦和諸聖徒教会の信徒に作り方を図説いただきました。

ご参考になれば幸いです。